HEELY St.Clement’s
Oranges and Lemons, Say the bells of St.Clement’s.
日本語に訳すと、オレンジとレモンとセントクレメントの鐘は言うよ。といった具合でしょうか?
最初はどう言う意味か理解出来ないでいたのですが、調べてみるとMother Gooseの1篇来ているんですね。ロンドン橋落ちたと同じように輪を作ってその下をくぐるといったように遊ぶ時に唄うようです。(歌の内容は結構怖い)
前置きはこのぐらいにしておいて、香りの構成は
T: オレンジ、レモン、マンダリン、ベルガモット
B:イランイラン、ベチバー
(公式HPより引用)
個人的には大好きな香調です
オレンジとレモンとあるだけあって、フレッシュな香りです。でも、ただフレッシュなだけではなく重厚さも感じさせてくれます。
ウッディな香りが時々出てくるのは、プチグレインの精油が関係あるのかなと思います。
(プチグレインとは、ビターオレンジの葉や枝から抽出した精油です)
アールグレイも含まれているので、それが英国的伝統な部分を表しているのかもしれないません。
サンタ・マリア・ノヴェッラの王妃の水に何処と無く似ている印象があります。イギリスを含め、ヨーロッパの歴史を表すのはシトラスがベースの香りというのは興味深いですね。
歴史的、文学的な視点で香水を楽しむのもいいですね。